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水琴窟

2012.06.19

水琴窟とは、今から200年位前(文化文政)に江戸の庭師によって造られたといわれています。
日本庭園茶室入り口の蹲や、縁先の手水鉢で手を清めたりした後。
流れた水が小さな穴から水滴となって地中の中にある瓶の底に溜まった水面に落ちる

水滴の音が反響し琴の様な音色をを奏でるところから水琴窟と呼ばれるようになりました。
 
しかし、当時の水琴窟はゴミや砂などが内部に流れ込み、瓶の底が泥で埋まりしまいには音が出なくなってしまいました。
昭和の初期までは盛んに作られましたが戦争の激化と共に作る人も無くなり忘れられた様です。

終戦後は一時注目されましたが、すでに音の奏でるものは無く音色だけが思い出となり、幻の水琴窟と言われる様になったのです。

この水琴窟は一石で作り上げていいます。今で言う癒しの音色です。
心静かにしてその音色をお楽しみください。